最近は家で食事をする回数が増えた影響で、日本だけでなく世界中でごみの量が増加していると問題になっています。
環境意識が高まる今、「家のごみを少しでも減らしたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、ごみを減らすのは意外と大変ですよね。
実は、生ごみの水切りもごみ削減になるということをご存知でしたか?
毎日、水をしっかり切ることによって環境を守ることができます。
けれども、「どうして生ごみの水切りがごみ削減になるのか?」「メリットは何?」と疑問に思う方もいらっしゃいますよね。
今回は、簡単に家のごみを減らすために、生ごみの水切りがごみ削減になる理由を解説するとともに、今すぐできるエコな3アクションをご紹介します。
なぜ生ごみの水切りがごみ削減になるのか?
どうして生ごみの水切りがごみ削減になるのでしょうか。
なぜなら、生ごみの80%は水分だからです。
しかし、多くの方が生ごみの水切りをせずに捨てています。
このことは政府だけでなく多くの自治体も問題視し、ホームページ等で「生ごみの水切りをしよう」と積極的に呼びかけています。
私たちは生ごみの水切りをしっかりするだけで、生ごみを8割もカットされ、あっという間に家のごみを削減することができます。
生ごみの水切りのメリットは他にある?
では、生ごみの水切りのメリットは他にあるのでしょうか。
今回は2つのメリットをご紹介します。
- いやなニオイを防ぐことができる
1つ目のメリットは、いやなニオイを防ぐことができるということです。
生ごみの悪臭はどうしても気になりますね。
生ごみの水分は悪臭や腐敗の原因でもあります。気になるニオイを防いだり、家の衛生環境を整えたりするためにも、生ごみの水をしっかり切ることが大切です。 - 環境を守ることができる
2つ目のメリットは、環境を守ることができるということです。
生ごみの80%は水分。
つまり日本では多額のお金と大量の資源を使って、生ごみに含まれる水を燃やしているということになります。
生ごみの水を一人一人がしっかり切ることで、ごみを燃やす時に使用するエネルギーを減らすことができます。さらに二酸化炭素の発生も減り、地球温暖化を防ぐことができます。
これは今話題のカーボンニュートラルにも繋がります。
ちなみにカーボンニュートラルとは、二酸化炭素をゼロにするというわけではありません。
人間が生活をする中で発生する二酸化炭素の量と、植物などが吸収する二酸化炭素をプラマイゼロにするという考え方です。
つまり、生ごみの水切りをすることでごみが減る。そして燃やす量が減ることで貴重な資源を無駄遣いせずに済む。その結果、二酸化炭素も削減でき、地球温暖化を防ぐことができます。
生ごみの水切りという毎日の小さな行動が未来の環境を守るという立派な社会貢献になります。
このように、地球温暖化を防ぐ行動は、SDGsの「13気候変動に具体的な対策を」の貢献にもなり、環境にやさしい輪がどんどん広がっていきます。
今すぐできる!エコな3アクション!
では、生ごみの水切りをするために、具体的にどんなことをしたらいいのでしょうか。
今回は超簡単な生ごみの水切り方法を3つご紹介します。
濡らさない
1つ目のアクションは、生ごみを濡らさないということです。
料理をする時に出る生ごみをとりあえずシンクの中に入れることはありませんか。
さすがに、全部の生ごみを濡らさないということは難しいかもしれません。
けれども、野菜の皮やへたなどは切った後は水に濡れない所に置くなど、できる限り生ごみを濡らさないようにする工夫が大切です。
また三角コーナーを利用している方はシンクの中に入れるのではなく、シンクの外に置いておくことがオススメです。
どうしても汚れが気になる方は、三角コーナーの下に古紙などを敷くことで汚れを防ぐことができます。
乾かす
2つ目は生ごみをしっかり乾かすということです。
台所で調理して出た生ごみはどうしても水分を含んでしまいます。
だからといって、そのまま捨ててしまっては今までと変わりません。
80%の水分をなくすために、ごみ箱に入れる前に生ごみの水分をしっかり飛ばすことが必要です。
紙の上に生ごみを置き、一晩放置するだけで大体乾燥するので、そこまで手間もかかりません。
しぼる
3つ目は、よくしぼるということです。
どうしても乾かすのが難しい生ごみもありますよね。
そういう時は、できる限りしぼってから捨てるよう心がけましょう。
直接手でしぼることに抵抗がある方は、ゴム手袋やビニル手袋を着用するとよいです。また、古紙などに包んでからギュッとしぼることもオススメです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
「生ごみの80%が水分である」と聞いて、驚いた方も多かったのではないでしょうか。
生ごみの水切りはごみ削減だけでなく、未来の環境を守ることにも繋がります。
水を切るという行動は少し手間ではありますが、このような小さな積み重ねがあるからこそSDGsの達成を叶えることができるのではないでしょうか。
どんなに小さな行動も、より多くの人がコツコツと積み重ねることで、地球環境を守るという大きな力に進化します。
所詮生ごみの水切りですが、されど生ごみの水切りです。
自分ができることから今日から始めてみてはいかがでしょうか。
それでは最後まで読んでくださりありがとうございました。