世界中でSDGsへ向けた考え方が、生活のシーンでも取り入れられています。SDGsな暮らし方に興味はあるけれど、何から始めたら良いのだろう?この記事では、家庭で実践できるSDGsの1つとして自動調理家電の利用について紹介します。

スマート時短家電とSDGs

はじめに、スマート家電導入の視点から、家庭ではじめるSDGsについて解説します。

スマート家電を暮らしに導入することは、家事負担軽減・家事両立支援・健康的な生活につながると考えることができます。今すぐできるSDGsに関連する行動の一つです。

SDGsに興味を持ったら、さっそく今すぐできることとして、料理の一部を自動化できるスマート家電のある暮らしをイメージしてみてはいかがでしょうか。SDGsの考え方を取り入れることで、調理の簡略化に対する罪悪感を、抱くことなく調理の自動化を検討できるかもしれません。

今日からはじめられるスマート家事

さっそく、省エネ自動調理家電について解説します。

1.スマート家電が貢献するSDGs目標

暮らしを便利にするスマート家電は、SDGsと多方向からつながりがあります。多くの家電メーカーがSDGsにつながる理念をもって、便利な家電を製造しています。

スマート家事を実現するアイテムのなかでも、需要が高まる自動調理家電を紹介します。ここでは、SHARP「ホットクック」にピックアップして、どの目標と関連しているのかメーカーの情報を参考に解説します。

2.SDGsな開発プロセス

SHARPでは、事業を通じた社会課題の解決や社会や環境への負荷軽減など、SDGsに通じる考え方を企業の方向性に反映しています。

たとえば、一般家庭向けの生活家電を担う「スマートライフ Smart Appliances & Solutions事業本部」では、つぎのような取り組みがなされています。

「開発段階」では、省エネ技術の開発、省資源設計、廃家電から回収したリサイクル材使用などを積極的かつ継続的に活用するとしています。

「生産段階」では、工場における電力・ガスの削減やゴミ排出量の削減などに貢献しています。

このように、製品化するうえでつぎの目標に貢献しているとのことです。

  • 「目標9」産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 「目標12」つくる責任つかう責任
  • 「目標13」気候変動に具体的な対策を

(参考:シャープHP『シャープとSDGs』

このような取り組みをしている製品を購入することも、SDGsに向けて個人としてできることの1つです。自分に何ができるのか、迷っている人にも実践できる行動ですね。

3.SDGsな製品「ホットクック」

SDGs視点から、SHARP製品の「ホットクック」の特徴を紹介します。

「ホットクック」は、AloT(シャープの登録商標)を利用した自動調理家電です。

AloTとは、AIとIoTを組み合わせたテクノロジーにより、人に寄り添った存在になるという想いが込められているビジョンのことです。

スマホをホットクックにつなげば、つぎの流れで料理が完成します。

  1. 帰りの電車でレシピを検索、ホットクックへ送信
  2. 駅前のスーパーでレシピに必要な材料を購入
  3. 帰宅したら材料をホットクックに入れて、送信したレシピを選択してスタートボタン

AloT技術により、外出先からもスマホ操作でさまざまなアクションが可能。調理の提案や予約のみならず、買い物リスト作成までサポートしてくれる、まさに家事のパートナーのような存在です。

また、家電製品なので、ガスを使わずに調理できます。電気は配給元をそれぞれ選択できますので、グリーンエネルギーなど再生可能なエネルギーを利用すれば、さらにサスティナブルな家庭でのSDGsな行動となります。

SHARPでは、製品購入後もずっと寄り添う「COCORO+」というクラウドサービスを提供しています。

ここでは、クラウド上のレシピを購入したホットクックに送信することで、レパートリーを増やしていくことができます。さらに、その履歴から嗜好を分析し、使うほどにユーザーにあったレシピを提案してくれます。また、買い忘れや食材ロス防止に役立つ買い物メモ機能なども充実しています。

このように、調理を担う人が一手に引き受けていた献立決めから買い物、調理までのプロセスすべてに寄り添ってくれるのです。

家電は買ったあとは使い方次第というモノの購入ではなく、買ったあともずっと寄り添ってくれるサービスを購入できる時代になっているのですね。

SHARPによると、AIoTを活用した製品をつぎのSDGs目標と関連づけています。

  • 「目標3」すべての人に健康と福祉を
  • 「目標8」働きがいも経済成長も
  • 「目標9」産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 「目標13」気候変動に具体的な対策を

SDGsにつながる暮らしは、このような調理家電を利用するだけでも実践していけるのですね。

参考までにこの記事で紹介したホットクック商品を掲載します。

『シャープ 水なし自動調理鍋 1.6L ホワイト系SHARP ヘルシオホットクック KN-HW16F-W』

↓↓↓帰宅したら、ごはんが完成!時短家事の第一歩はコチラ↓↓↓

シャープ 水なし自動調理鍋 1.6L ホワイト系SHARP ヘルシオホットクック KN-HW16F-W

新品価格
¥38,600から
(2021/11/25 15:18時点)

スマートライフとウェルビーイング

さいごに、世界が目指す方向と家庭でのスマートな暮らし方を、リンクさせてみましょう。

経済産業省では、スマートライフで暮らしの悩みにテクノロジーを介入し、解決していくことをスマートライフ実現イメージとしています。たとえば、買い物先までの移動手段がない、炊事時間がないといった「悩み」に、スマートライフに必要なデータを「介入」することで、「解決」するといったイメージです。(参考:経済産業省H30,7『スマートライフ政策について』)

経済産業省による「悩み」「データ介入」「解決」というスマートライフ実現ステップは、「ウェルビーイング」にも相通じるイメージです。

ウェルビーイングは、複雑な時代をよりよく生き抜く概念として提唱されている幸福観のことです。健康とは必ずしも、病気がないということではなく、心の健康や社会的な健康も含めるものだという意味があります。

SDGsでは、目標3「すべての人に健康と福祉を」という項目がウェルビーイングについて関連するという見方がなされています。

心が疲れてしまうほどに、社会生活も家庭生活も多忙を極める現代社会において、家事自動化をとりいれたスマートライフは、より充実した暮らし方を実現できるかもしれません。

まとめ

SDGsの目標を達成するために個人に求められることは、できる範囲で、購買活動や暮らし方をSDGsを意識した行動に変えていくことでしょう。

多忙な暮らしのなかにあっても、SDGsを意識した行動は、自分自身のみならず、まわりの人にも、そして、世界のひとたちへ人が人らしくあるためのウェルビーイングを実現させることにもつながっているのですね。

最新情報をチェックしよう!

電化製品の最新記事8件