この記事では、家庭できるSDGsな行動として食洗機の導入を紹介します。食洗機の導入は、技術革新の基盤づくり、水道の節約、家事負担の軽減などにつながります。また、食洗機を利用すれば、マイボトルの洗浄もラクになります。食器洗いの自動化とマイボトル利用を考えるきっかけになる内容をお届けいたします。
マイボトルとSDGsな食器洗い
はじめに、マイボトル利用から広がるSDGsについて解説します。
マイボトルが貢献するSDGs目標
環境配慮などの観点から、エコ意識が高まり、マイボトルを持ち歩く人が増えています。さまざまなデザインのマイボトルが販売されており、エコな行動を実践しつつ、お気に入りのマイボトルを使うだけでも気分が上がりますね。
マイボトルを使用することは、環境に配慮しているイメージが強い習慣ですが、SDGsとしては特に「目標14・海の豊かさを守ろう」に関連しています。
海洋汚染には様々な原因がありますが、世界的な課題は、プラスチックゴミの廃棄です。その量は、年間800万トンを超えるといわれ、このまま海洋汚染が深刻化すれば、魚が有害物質に汚染され、生態系全体に影響します。
世界には、海で採れたものを主食にする国が多く存在します。日本に住んでいると実感できないかもしれませんが、汚染が進んだ海で獲れた魚を食べ続けなければ生きていけない人たちもたくさんいるのです。
SDGsでは、ひとりひとりの小さな一歩が、サスティナブルな社会につながる項目が複数あります。マイボトルを活用することも、家庭で実践できるSDGsな行動となります。
マイボトルが暮らしのスタンダードになる
現在、環境省がペットボトル削減に関連する取り組みとして、どこでも給水できるウォータースタンドの設置を主導しています。企業や自治体との連携が加速し、これからの社会ではマイボトルを利用することがスタンダードとなりそうです。
現在、一部の雑貨店や飲食店などで、マイボトルに飲料を提供する取り組みが行われています。SDGsの認知度の高まりと自治体連携により、ますますマイボトル利用が推進されています。そのためにも、一部の店舗のみではなく、街の中や公共の場でも給水できるよう、自治体との連携が急がれているのです。
マイボトルを利用することは、海洋プラスチックゴミの削減につながります。SDGsの項目では、次の項目が直接的に該当します。
- 「目標6」安全な水とトイレを世界中に
- 「目標12」つくる責任つかう責任
- 「目標14」海の豊かさを守ろう
ちなみに、給水スタンドの利用は、技術基盤やなどにも関連するでしょう。
飲食店のプラスチックストローの廃止やレジ袋の有料化に続いて、ペットボトルの削減につながる動きが本格化しそうです。
エコにラクするSDGsな暮らし
ここから本題として、マイボトルの洗浄の悩みを時短家電に関連づけて解説します。
マイボトル派なのに使っていない人が多い
毎日のように、ペットボトルの飲み物を購入するよりも、マイボトルを利用する方が、節約にもなります。
ですが、マイボトルを買ったけれど使うのをやめてしまったという人が実は少なくありません。理由はさまざまですが、パナソニック社の調べによると水筒・マイボトルの衛生面に不安がある人が多いようです。
- ボトルの底まで洗うことに手間がかかる
- きちんと洗えているか不安
- フタの周りの汚れが取れない
など、洗浄に関するデメリットが多くを占めています。洗浄しにくいものとして、水筒・マイボトルがもっとも多く回答されています。
食洗機があればマイボトルも長続き!家事も時短!
せっかくマイボトルを購入して、エコを意識している人たちが、洗浄関連でペットボトル購入に舞い戻ってしまうのはもったいないですよね。
このような人でも、マイボトルのサイズに考慮された食洗機を利用すれば、もっと気楽にマイボトルを利用することができます。
食洗機の利用は、SDGsの目標としては次の項目に関連します。
- 「目標8」働きがいも経済成長も
- 「目標9」産業と技術革新の基盤をつくろう
共働きが加速する社会で、食洗機は家事を時短化するための必須アイテムです。家庭の中でも、自動化ツールを導入することは、技術革新の基盤づくりにも貢献すると考えられます。
食洗機を導入することも、家庭で実践できるSDGsな行動といえます。
後付けできるパナソニックの食洗機
SDGsにつながる製品として、パナソニックの後付け可能な食洗機を紹介します。住宅設備として備わっていなくても、キッチン内の小さなスペースに設置できるので、一人暮らし用のワンルームでも利用者が増えている注目の時短家電です。
パナソニックでは、手洗いの6分の1程度の水量で洗える食洗機を製造販売しています。
節水のニーズのみならず、マイボトルを衛生的に手間なく洗浄したいという声が多いことから、マイボトルメーカーのサーモスと共同で、エコな食洗機の開発を進めてきたとのことです。高さのあるボトルに対応、除菌モードなど、さまざまなニーズに応じる製品となっています。クリーンとエコを食洗機で実現しています。
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パナソニック社が考えるSDGsへの取り組み
パナソニック社では、従来より環境に配慮した経営を実践してきました。SDGsな企業姿勢が国レベルで求められるようになった今、その企業努力は業界を超えて高い評価を得ています。
たとえば、洗濯機や冷蔵庫などは環境配慮として次のような取り組みが行われてきました。
- 投入資源の削減
軽量化や部品削減などの設計段階から、資源を省けるよう考慮されています。 - リサイクルの効率化
リサイクルを効率よく行うため、ねじを少なくしたり材質表示をしたり、分解しやすい設計がなされています。 - 循環資源の活用
使用を終えた家電を回収、資源を取り出して、新たな製品の資源として活用しています。 - 廃プラスチック再資源化
工場廃棄物のリサイクル率の維持向上、再資源化の拡大を進めています。
(画像元:パナソニックHP『循環型モノづくりの進化』)
このように、暮らしに必要な家電を製造する身近な企業が、環境に配慮した取り組みをしています。こうした社会全体の環境への対策内容を知ることで、家庭では何ができるのか、考えるきっかけになりますね。
まとめ
家庭からはじめられるSDGsな行動として、マイボトル利用と食洗機の導入を紹介しました。食洗機の導入は、節水はもちろん、毎日の暮らしが便利になり、心の余裕がうまれるでしょう。また、食洗機で洗えるエコボトルは、海の豊かさを守ることにつながる行動です。
家庭で行える小さな行動を積み重ねていくことが大切なのですね。SDGsを意識した暮らし方のヒントとなれば幸いです。