最近よく目にするようになったSDGsという言葉。環境問題や気候変動の深刻さがささやかれ、将来の生活や子どもたちの未来に不安を覚えている主婦の方も多いのではないでしょうか。
SDGsはそんな将来の暮らしを豊かに過ごすためのツールであることはわかるんだけど、なにから始めればいいのかわからないという人も。そこで誰でもすぐに始められるSDGsのワンアクションを紹介していきましょう。
そもそもSDGsとはどういうもの?
SDGsとは2015年の国連総会で採択された「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。2030年までに経済・社会・環境に関わる地球規模の問題を解決するため、世界共通「17の目標」とそれを具現化した「169のターゲット」が掲げられています。
では具体的にわたしたちが日常生活レベルでSDGsを意識できること、誰でも簡単にできる地球にやさしい暮らしとはどんなものなのでしょうか。
1. エシカル消費をはじめる
エシカル消費という言葉を知っていますか?エシカルとは「倫理的」という意味ですが、消費行動にいては「環境・社会・人・地域」に配慮して商品を購入するという考え方をします。つまりその4つのものさしでもの選びをしてみようということ。
安くて便利なものがすべて悪いわけではありませんが、日々の買い物で4つのものさしを意識するエシカル消費はSDGsの「つくる責任・つかう責任」持続可能な方法で生産し、消費するという目標12に深くつながっています。
2. どんなものを選べばエシカル消費になるの?
エシカル消費といってもそんなに難しく考える必要はありません。野菜を買うときは出来る限り地産地消のもの、無農薬やオーガニックのものを選ぶ。それだけで地域や人、環境にやさしい買い物ができます。
例えば無農薬栽培は生産者の健康を守り、地産地消はフードマイレージの削減と地域の活性化につながります。
フードマイレージとは簡単にいうと産地から商品が運ばれる際のエネルギー消費量のこと。産地が遠ければ輸送や保管に多くの化石燃料が必要となりCO2 が排出されます。できるだけ近くで生産されたものを購入するだけでも環境にやさしいアクションを起こしているんですよ。
3. エシカル消費のポイント
ではもっと具体的にエシカル消費をはじめるポイントをお伝えしていきましょう。日常生活で意識するだけで地球にやさしいアクションはたくさんありますよ。
1.脱プラスチック消費
- マイバッグ・マイボトルを持ち歩く
- 過剰包装のものは買わない
- ゴミを出さない方法で保存する
2.エシカルコスメを使う
わたしたちが普段使っている化粧品には石油由来の原料から作られているものが多くあります。それらは肌にも悪影響で排水による水質汚染にもつながります。最近では環境にやさしいオーガニックコスメを使う人も増えてきました。
少し価格は高く感じるかもしれませんが、4つのものさしを意識してものを選ぶことがエシカル消費。そのアクションはどこかで誰かに大きく貢献していますよ。
3.フェアトレード商品を買う
フェアトレードとは生産者に対し公平で公正な貿易を行うことを意味します。低コスト商品の生産には、低賃金での長時間労働や児童労働など劣悪な雇用環境が背景にあります。
チョコレートやコーヒーなど日常的に購入するものからフェアトレード商品にシフトしていきましょう。
4.エコ認証マークの商品を選ぶ
サスティナブルな原料や製造工程、生産流通の証明がエコ認証マークです。エコ認証マークには多くの種類がありますが、代表的なものをいくつか紹介します。
- エコマーク
- 国際フェアトレード認証
- 有機JASマーク
- レインフォレスト・アライアント認証
- RSPO認証
5.気軽に使えるSDGs対応商品を使う
みつろうラップ
SuperBee Beeswax Wraps ミツロウラップ | 再利用可能なフードラップ | オーガニック、エコロジー、倫理 (Hipster) 新品価格 |
みつろうラップはプラスチックフリーの環境にやさしいラップです。布を蜜蝋でコーティングして作られているので洗って繰り返し使えます。使い方次第で半年から1年程度の耐久性があり、お財布にもやさしいアイテム。自分で作れる手作りキットも人気です。
スタッシャー
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スタッシャーは100%ピュアプラチナシリコンで作られた調理もできる保存バッグです。このスタッシャーはくり返し何度も使え、加熱してもBPAが流出せず臭いもありません。食品を保存するものも安心安全な容器で環境に配慮したいですね。
4. 食品ロスをできるだけなくそう
新型コロナウィルスの影響でますます深刻化している食品ロス。わたしたちの小さな心がけを継続することで削減できることがたくさんあります。
- 賞味期限の近いものを選ぶ(手前のものから買う)
- 食品を買いすぎない
- 食べれる分だけ調理し作ったものは残さない
- 使い切れないものは冷凍保存する
- 献立アプリの活用で余り物の食材を上手に使い切る
- 外食の際は注文しすぎない
以上に加えて、国産の食材を消費することで日本の食料自給率を上げることができます。
まとめ
まずは簡単に誰でもはじめやすいSDGsアクションを紹介してきました。これらはほんの少しのヒントですが、無理なく楽しく地球にやさしい取り組みを続け、未来を想像しながらSDGsについて一緒に考えていきましょう。暮らしがもっと豊かになりますよ。