流し読みで分かるSDGsって簡単にいうと何?

目次

はじめに – SDGsを簡単に説明

「SDGs 」とは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。読み方はアルファベット通り「エスディージーズ」です。これは、2015年の国連サミットにおいて全ての加盟国が合意した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中で、世界で達成すべき目標として掲げられました。

つまり、2030年までに「誰一人取り残さない」持続可能でよりよい社会の実現を目指そうという世界共通の目標です。

結論 – SDGsを知ることで得られるメリット

では、SDGsを知ることで得られるメリットとは何でしょうか。仕事や生活の視点でまとめてみました。

ビジネスパーソン

「SDGs」というワードは、市場の中でも重要な共通言語となっています。そのため、SDGsを知ることで得られるメリットは多くあります。

企業の資金調達

今の投資家や株主は、投資条件として「SDGsに取り組んでいるかどうか」という点も重要視しています。つまり、企業がSDGsに取り組むことで、社会的な信頼を得らると同時に、資金も調達しやすくなるといえます。

また、企業によっては取引条件の中にも「SDGsへの対応」を提示する場合もあります。事業の中にSDGsのポイントをしっかりおさえておくことは、持続可能な経営にも繋がります。

SDGsを軸とした取り組みをきっかけに、自治体との連携、新しい事業パートナーや顧客の獲得など、新しい事業展開やパー トナーシップを⽣む可能性も広がります。

企業イメージのアップ

投資家や取引先だけでなく、消費者から見た企業イメージも上がります。日本でも環境志向が広まる中、値段の安さだけでなく、「環境配慮しているか」「SDGsに取り組んでいるか」という視点で商品を選ぶという消費者が増えています。このように、SDGsへの貢献度を高めるほど、企業の好感度も上げることができます。

企業で働くモチベーションアップに繋がる

SDGsに取り組むということは「誰一人取り残さない」という思いが企業にあることを表します。そのため、SDGsを重視した経営をすることで、多様性を認める職場環境を整えることができます。そのような環境で働く社員も「ここで働けてよかった」という気持ちが生まれ、一人一人の企業で働くモチベーションアップにも繋がります。また「この企業で働きたい」という声も増え、多様な人材確保ができる可能性も広がります。

このように、今後も企業が成長するためには、会社のニーズだけではなく、社会や地球環境のニーズをどれだけ満たすことができるかが重要です。これからは、10年後、100年後の豊かな未来のことを考え、行動し続ける企業こそが、持続可能な発展を遂げるのではないでしょうか。

主婦、主夫

家事をする主婦、主夫の方にもSDGsを知ることで得られるメリットがあります。

節約

1つ目のメリットは、節約です。なぜなら、環境に優しい行動はお財布に優しい行動と大きく関連するからです。今の地球環境の現状や解決するための行動を理解することで、節水や節電の意識が高まります。環境に優しい行動を日々積み重ねることで、自然と節約も続けることができます。

暮らしが豊かに

2つ目のメリットは、暮らしが豊かになるということです。SDGsを詳しく知ることで、「節電・節水」「食べ残しをしない」「エコバック持参」など、普段何気なくしていた行動が、価値のある社会貢献であると実感することができます。同じ行動でも、自分や家族の意識がよりポジティブに変わることで、心や生活に豊かさが生まれるのではないでしょうか。

どのような人でも

SDGsはどのような立場の人にもメリットがあります。SDGsと聞くと、「環境に優しい」というイメージが強いのでないでしょうか。しかし、その取り組みは環境配慮だけではありません。私たちの生活にも深い関係があります。例えば、医療や福祉、インフラや交通機関、労働や教育など、これらすべてSDGsの取り組みです。

つまり、「どんな人にも優しい社会」を目指すSDGsは、すべての人の生活に関係する目標、取り組みであり、どのような人にとってもメリットがあると言えます。

少子高齢化や労働問題など多様な変化によって生まれる社会問題を解決しようと、一人でも多くの人の意識が変わることで、誰もが暮らしやすい、働きやすい社会の実現に繋がります。

知らないことで生じるデメリットは?

では、SDGsを知らないことで生じるデメリットはあるのでしょうか。

結論からお話しすると、特にビジネスにおけるデメリットが大きいです。なぜなら、今はただSDGsを知らないだけで、「国際問題に解決に協力する意思がない企業」と第三者からマイナスなイメージをもたれる可能性があるからです。

そうなると、取引先との関係性にも影響が生じます。もし取引先が「自分たちの企業もイメージダウンしたら困る」と懸念すれば、安定した取引ができなくなることが想定できます。

また、個人的に交流会や勉強会に行った時も、SDGsの話題になる度に周囲の話に乗り遅れ、自分のキャリアアップのチャンスを掴みきれなくなる可能性も出てきます。

つまり、企業や個人の利益だけを考えていると、最終的には自分へ負の影響が返ってくることになります。

もちろん、自分の幸せや成長を考えることが何より大切です。それにプラスして、自分と同じくらい社会や地球環境のことを大切に思うことも、これからの時代、重要になります。

とは言うものの、「SDGsの取り組みは具体的にどんなことをしたらいいの?」と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。それでは、一人でも多くの方が「SDGsを知っててよかった」という思えるように、SDGsの具体的な内容についてポイントを絞ってご紹介します。

具体的に – SDGsの17の目標と169のターゲット

SDGs目標1:貧困をなくそう

あらゆる場所や形態の貧困をなくさなければなりません。

世界では6人に1人の子供が「極度に貧しい」生活をしています。1日約135円未満の生活に毎日耐え続けているのが現状です。(衣食住、薬など含めすべて)

社会的に弱い立場の人たちを守るために、フェアトレードの物を買ったり、ユニセフなどを通して募金活動をしたりすることは私たちにもできる行動です。

SDGs目標2:飢餓をゼロに

全ての人が栄養のある食事を十分に食べられること、環境を守りながら持続可能な農業を進めることを目指しています。

今の世界を生徒40人の教室と例えると、今日も明日も十分な食料がないという生徒は4人もいることになります。

私たちは残さず食べることはもちろんですが、「有機JASマーク」など人や環境に優しいマークを見て食材を買うことも大切です。

SDGs目標3:すべての人に健康と福祉を

あらゆる年齢の人が健康で幸せな生活を送れるようにしようと取り組んでいます。

サハラ以南のアフリカ地域では2人に1人の子供は風邪で肺炎になっても治療を受けることはできません。2030年までに、予防や治療を充実させ、感染症以外の病気で人々が早く命を失う割合を3分の1減らすことや心の健康への対策や福祉もすすめています

私たちも手洗い・うがいやワクチン接種など、自分で自分をウイルスから守ることも重要な行動の一つです。

SDGs目標4:質の高い教育をみんなに

すべての人が公正に質の高い教育を受けられることがよりよい未来に繋がります。さらに生涯学習の機会を広めることも欠かせません。

5人に1人が学校に行くことができないというのが、世界の現状です。2030年までにすべての子供が公平で質の高い教育を無料で受け、小・中学校を卒業できるよう目指しています。

SDGs目標5:ジェンダー平等を実現しよう

ジェンダー平等を達成し、すべての女性や女の子の能力を伸ばし、その可能性を広げることが求められています。

世界全体でみると、女の子の方が学校に行けない割合が多いだけでなく、18歳未満で結婚した女の子は年間6億5000万人もいます。性別で損をしてしまう現状をなるべく早く解決しなければなりません。

最近では「ジェンダーレス」という考え方も浸透しつつあります。仕事や生活の中で、日頃から相手の性別ではなく、その人自身を見ることや違いを認めることが必要です。

SDGs目標6:安全な水とトイレを世界中に

誰もが安全な水とトイレを使える世界にすることで多くの命を救うことができます。

世界の4人に1人は綺麗な水を使うことができません。トイレを使うことができない人たちも数多く存在します。衛生的な環境が整えば、感染症の拡大を抑えることにも繋がります。

私たちはこの事実を理解した上で、節水や汚れた水を出さないことを日々意識することが大切です。

SDGs目標7:エネルギーをみんなに。そしてクリーンに

すべての人々が、安くて安全に、近代的なエネルギーを継続して使える社会が必要です。

電気のある生活は日本では当たり前。けれども電力を使うことができない人は、世界に7億8900万人もいます。

より豊かなに生活するためには電力は欠かせません。一方でエネルギー供給には温室効果ガスなど環境問題も密接に関係しています。

そのため、2030年までに、太陽光など再生可能エネルギーを使う方法の割合を大きく増やそうとしています。エネルギーの供給を増やすだけではなく、二酸化炭素の排出もしっかり抑えることも目指しています。

SDGs目標8:働きがいも経済成長も

一人一人の生活がよくなるような安定した経済成長を進めながら、だれもがやりがいをもって働くことができる社会づくりが大切です。

世界では5人に1人の若者が教育も職業訓練も受けられず、仕事にもつくことができずに苦しんでいます。若い人たちや障がいがある人たちも、働きがいのある仕事ができるようにすることや、平等に給料が支払われるようにすることなど働く環境の見直しが求められています。

最近のリモートワークも働きやすい環境づくりの一つといえます。

SDGs目標9:産業と技術革新の基盤を作ろう

災害に強いインフラを整えたり、新しい技術を開発しすべての人に役立つ安定した産業化を図ることが大切です。

今の生活に必要不可欠なインターネットですが、世界の約37億人はインターネットにアクセスすることができません。

だれも取り残されない持続可能な産業化をすすめていくことが今求められています。

SDGs目標10:人や国の不平等をなくそう

世界中から不平等をなくすことを目指しています。2017年では、世界のもっとも豊かな1%の人が世界全体の富の約33%を所有していました。

年齢、性別、障がい、人種、民族、生まれ、宗教、経済状態などにかかわらず、すべての人が、能力を高め、社会的、経済的、政治的に取り残されないような社会づくりを進めています。

ちなみに、差別やいじめもこれに含まれます。我々一人一人が相手に対して思いやりをもつことも非常に大切です。

SDGs目標11:住み続けられるまちづくりを

だれもが安心安全に生活できる災害に強いまちづくりが必要です。

ここ40年で人々が移住を余儀なくされる大規模な自然災害が増えています。頻発する干ばつ、大型台風、豪雨などの災害の増加は、移住を強いられる人や食糧危機にさらされる人が増える原因になります。

それぞれが防災意識を高めるとともに、国や自治体の防災も非常に重要です。自然災害によって命を失う人や被害を受ける人の数を大きく減らせるような未然防止が求められています。

SDGs目標12:つくる責任、つかう責任

人々の健康や地球環境を守るためには、生産者も消費者も責任ある選択と決断が必要です。

飢餓で苦しむ人が多くいる一方で、世界では生産される食料の約3分の1が捨てられています。この現状を受けて、世界でも日本でも捨てる量を半減にしようと取り組んでいます。

一人一人の食べ物を無駄にしない、物を大切にするという意識と行動が大きな貢献に繋がります。

SDGs目標13:気候変動に具体的な対策を

気候変動から地球を守る具体的な行動が今すぐ必要です。

過去30年間で比較すると、日本の熱帯夜の平均日数は1910年の約2.6倍も増加しています。

気候の大きな変動は、様々な自然災害や食糧不足を引き起こします。気候を変えるのではなく、私たちの行動も変える必要があります。

節電やエアコン設定を工夫して、二酸化炭素の排出を減らすことも立派な社会貢献です。

SDGs目標14:海の豊かさを守ろう

海の資源や生き物を守ることは、よりよい未来を作るために欠かすことができません。

私たちが使っているペットボトルやビニル袋などのプラスチックゴミは、年間800万トンも海に捨てられています。このままのペースだと、2050年の海の中は、魚の数よりプラスチックの方が多くなってしまいます。

プラスチック製品の使用を見直したり、使いまわしたりするなど、一人一人がプラスチック削減に協力することが海の豊かさを守ることに繋がります。

SDGs目標15:陸の豊かさを守ろう

陸の豊かさと生き物の多様性を守ることは、未来の豊かさに大きく影響します。

現在、かつてないスピードで様々な生き物が絶滅の危機にさらされています。生物の多様性のおかげで、私たちは食料、住居や家具、薬など生活必需品を得ることができています。

人間も地球の生態系の一部であることを自覚し、紙など資源を大切に使ったり、リサイクルに協力したりすることなどの積み重ねが何より大切です。

SDGs目標16:平和と公正をすべての人に

平和で誰もが受け入れられ、すべての人が法律や制度で守られた社会を目指しています。

世界では4人に1人の子供が法的に存在していません。これを解決するために、タンザニア政府とユニセフはスマートフォンで出生届を申請できる仕組みを作り、多くの子供が法的に存在することができました。

このように、最新技術も小さな命を救うことや平和で公正な社会づくりに貢献しています。

SDGs目標17:パートナーシップで目標を達成しよう

世界のすべての人がみんなで協力し合い、目標を達成することが何より大切です。

国を超えたパートナーシップがなければ、よりよい未来を作ることはできません。誰一人取り残さない持続可能でよりよい社会の実現を叶えるためには、「誰かがやってくれるだろう」ではなく、私たち一人一人の意思で行動を変えていくことが大切です。

169のターゲット例

169のターゲットとは、SDGsの17の目標に関する具体的な目標です。17の目標ごとに、それぞれのターゲットは存在します。例えば、「12 つくる責任 つかう責任」のターゲットは以下の通りです。

12.つくる責任 つかう責任

12−1
持続可能な消費と生産の10年計画を実行する。先進国がリーダーとなり、開発途上国の開発の状況や対応力も考えに入れながら、すべての国が行動する。
→つまり、日本を含めた先進国の積極的な取り組みが必要不可欠です。
12−2
2030年までに、天然資源を持続的に管理し、効率よく使えるようにする。
限られた資源を無駄遣いしないことが何より大切です。
12−3
2030年までに、お店や消費者のところで捨てられる食料(一人当たりの量)を半分に減らす。また、生産者からお店への流れのなかで、食料が捨てられたり、失われたりすることを減らす。
→これは食品ロスと多く関連します。お店や私たち一人一人が食べ残しなどを少しでも減らす努力が達成への近道です。
12−4
2020年までに、国際的な取り決めにしたがって、化学物質やあらゆる廃棄物(ごみ)を環境に害を与えないように管理できるようにする。人の健康や自然環境に与える悪い影響をできるかぎり小さくするために、大気、水、土壌へ化学物質やごみが出されることを大きく減らす。
商品のパッケージの原料や過剰包装についての見直しが重要です。
12−5
2030年までに、ごみが出ることを防いだり、減らしたり、リサイクル・リユースをして、ごみの発生する量を大きく減らす。
企業としては生産過程でごみが出ないように工夫したり、消費者もリサイクルやリユースに協力したりすることが、この項目に当てはまります。
12−6
とくに大きな会社やさまざまな国で活動する会社に、持続可能な取り組みをはじめ、会社の成果を報告する定期的なレポートに持続可能性についての情報をふくめるようにすすめる。
社会的な影響力をもつ企業が率先して、SDGsに取り組むことが望ましいといえます。
12−7
国の政策や優先されることにしたがって、国や自治体がものやサービスを買うときには、それが持続可能な形で行われるようすすめる。
国や自治体が、国民や住民の手本になるような消費活動が求められています
12-8
2030年までに、人びとがあらゆる場所で、持続可能な開発や、自然と調和したくらし方に関する情報と意識を持つようにする。
→すぐに何か行動することができなくても、SDGsについて知ることや意識を変えることも大きな価値があります。

引用元:ユニセフ|「12.つくる責任、つかう責任」

このように、目標を具体的にすることで、やるべき行動が見えてきたという方も多いのではないでしょうか。「食べ物を無駄にしない」「ゴミを減らす」「リサイクルやリユースに協力」「環境に優しい生活を意識する」など、今からでもできそうなことが多く記されています

つまり、SDGsは国や自治体だけの問題ではなく、企業や個人にも解決する責任があるということです。

具体例 – 企業の活動

具体的に企業でどのような活動がされているのかをご紹介します。

パナソニック社の取り組み

関連記事

この記事では、家庭できるSDGsな行動として食洗機の導入を紹介します。食洗機の導入は、技術革新の基盤づくり、水道の節約、家事負担の軽減などにつながります。また、食洗機を利用すれば、マイボトルの洗浄もラクになります。食器洗いの自動化とマイボト[…]

kapok-knot(カポックノット)による環境に配慮したダウンジャケット

関連記事

SDGsの観点から注目される”羽毛を使わない”ダウンジャケット。そもそもダウンやコートを買う時、どういった基準で選んでいますか?消費者である私達の多くは、価格やブランド名で選択することが多く、素材に用いられる羽毛の採取方法まで考える[…]

フェアトレードに取り組む各企業の取り組み

関連記事

フェアトレードって聞いたことありますか?街中で見かける機会が増えましたが、いまいち理解していない人も多いのでは?今回はフェアトレードの仕組みや取り扱っている企業を紹介していきます。フェアトレードの商品を購入することで、生産者の生活を[…]

具体例 – 身近でできること

ここでは企業ではなく、身近で私たちができる取り組みについてご紹介します。

食品ロス(フードロス)対策

関連記事

“食品ロス(フードロス)”という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。また、言葉自体を知らなくても、「食べ物の廃棄はもったいない…」と感じたことは誰しもがあるでしょう。この記事では、食品ロスの現状や、食品ロス削減に向[…]

関連記事

家庭から出るごみ問題は、大きな環境問題の1つです。各家庭からの生ごみ処理にかかるコストは自治体の重い負担になっているだけではなく、燃やすことで二酸化炭素が発生し、環境に負担もかけています。この記事では、身近にできるSDGsの取り組み[…]

生ごみを減らすこともSDGs

関連記事

最近は家で食事をする回数が増えた影響で、日本だけでなく世界中でごみの量が増加していると問題になっています。環境意識が高まる今、「家のごみを少しでも減らしたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、ごみを減らすのは意外[…]

オーガニックコスメでSDGs

関連記事

環境意識が高まるにつれて、オーガニックコスメの注目も高まっていますよね。けれどもオーガニックコスメといえば値段が高いイメージ。使ってみたい気持ちはあるけれど、 買う勇気が出ない方も多いのではないでしょうか。実は最近、マツキヨ(マツモトキ[…]

このほかにも当サイトには様々な身近でできる取り組みを紹介しています。

それは普段誰もが行っている行動を少し変えることから始まるものばかりです。まずは知ることから始めてみませんか?

まとめ – 理解したかチェック

今回は、SDGsについてポイントを絞ってご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

SDGsを知って取り組むことはすべての人にメリットがあるということが分かりました。では、最後にSDGsの重要なポイントを再度しっかりおさえておきましょう。

SDGsとは

  1. 「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。
  2. 世界共通の目標で、2030年までに「誰一人取り残さない」持続可能でよりよい社会の実現を目指している。
  3. 環境に優しい要素だけではなく、医療や福祉、経済や教育、インフラなど日常生活と密接に関わっている。

SDGsとビジネス

  1. SDGsに取り組むことは企業のイメージアップになる。
  2. 働きがいを感じる社員の増加、多様な人材確保など社員にとってもメリットがある。
  3. SDGsを知り、行動することが、企業や個人としての持続可能な発展に繋がる。

SDGsと私たち

  1. どのような立場の人も、SDGsを知ることで得られるメリットがある。
  2. 今の現状や必要な行動を知ることや意識を変えることが何より大切。
  3. 日常生活の中にも、個人でできるSDGsの取り組みがたくさんある。

今すぐできるSDGsの取り組み例

  • 節電(電気のつけっぱなしやエアコンの温度設定に気をつける)
  • 節水(水を無駄遣いしないことや洗剤の使いずぎをなくすこと)
  • 食品ロス削減(残さず食べたり、賞味期限が近い食材を買って調理するなど)
  • プラスチック削減(エコバックやマイボトルの持参など)
  • 手洗い、うがいをしっかりして自分で自分の健康を守ること

SDGsはよりよい未来を作るための世界共通の目標です。つまり、それは国、企業、個人それぞれの目標であるともいえます。

SDGs17「パートナーシップで目標を達成しよう」という項目があるように、一人一人の協力が何より大切です。決して無理をするのではなく、企業や個人が今できること、これからも続けられることは何かを今一度考えて、行動を少しずつ変えてみてはいかがでしょうか。

それでは、最後まで読んでくださりありがとうございます。

 

最新情報をチェックしよう!