コロナ禍で帰省を自粛する人が増えています。予防接種など対策が進んでいるとはいえ、プレゼントで想いを伝える人も多いでしょう。この記事では、遠く離れた大切な人へ届けたいSDGsな贈り物を紹介します。
離れた場所に住む親や親戚へ伝えるSDGs
環境省では、ファッション分野でのサスティナブルを推進しています。家庭からできるSDGsな行動の1つとして、離れた場所に住む親や親戚へ贈るプレゼントをSDGsな商品にしてみませんか？
画像引用元：環境省
「孫の代まで安心だよ」と伝えられる商品3選
なかなか会えないなかでも、気持ちを伝えられるプレゼントはお互いの気持ちをつないでくれます。SDGsに向けて世界が動き出していることに触れ「孫の代まで安心だよ…！」というメッセージをプレゼントに添えるのも良いですね。
環境に配慮した再生資源などを利用してつくられた商品を紹介します。
ブランケットーAfternoon Tea
画像引用元：Afternoon Tea
Afternoon Tea（アフタヌーンティー）の「リサイクルポリエステルポンチョブランケット」を紹介します。
ひざ掛けしても肩から掛けてもオシャレに使えるブランケットです。ポンチョとしても使えるので、肌寒い日の外出にも便利です。
ペットボトルを再利用して作られたリサイクルポリエステルを素材の一部に使用しているので、つぎのSDGs目標に深く関連します。
「目標12」つくる責任つかう責任
「目標14」海の豊かさを守ろう など
SDGsなプレゼント！アフタヌーンティーのブランケットはこちら
サイズが選べるオーガニックコットンタオルーAfternoon Tea
画像引用元：Afternoon Tea
おなじくAfternoon Tea（アフタヌーンティー）より「オーガニックコットンゆずモチーフコンパクトバスタオル」を紹介します。
やさしい肌ざわりで、お手入れしやすい小ぶりのバスタオルです。入浴後はもちろん、ひざ掛けとしても使えるので、おうち時間にぴったりです。ミニタオル・フェイスタオル・コンパクトバスタオルの3サイズ展開されているので、贈り物とあわせて自分自身へもお揃いのタオルをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
素材は、科学薬剤を使用していない農場で、ていねいに作られたオーガニックコットンを使用しています。
この商品は、農業を営む地域の貧困や教育の充実などの項目と、環境面の目標に深く関連してきます。
「目標1」貧困をなくそう
「目標4」質の高い教育をみんなに
「目標13」気候変動に具体的な対策を
「目標14」海の豊かさを守ろう
「目標15」陸の豊かさも守ろう など
さらに、このオーガニック素材ですが、OCSオーガニック認証（Organic Content Standard）がなされています。
OCSオーガニック認証とは？
OCSオーガニック認証とは、有機農法の認証を受けている原料を使用し、原料から製品まで全ての過程を、明確に追跡できることができる商品の証明です。
この制度は2030年までに繊維生産における温室効果ガス排出量の45%削減を目指すとともに、自然環境保護・綿花農家の人たちの生活を守るという目的をかかげています。
綿花農家を営む地域では、化学繊維の市場拡大による売上減少のみならず、学習機会がないことによる読み書きの不足を起因とした、不利益な農場契約などをさせられ被害がでるなどの問題を抱えています。貧困と教育に関して深刻な状況に陥っている人たちがたくさんいるのです。
海洋プラスチックのイヤリングーカエルデザイン
画像引用元：Kaeru Design
石川県の海岸で回収された海洋プラスチックをアップサイクルしたイヤリングです。唯一無二のやさしい模様で、どれも色とりどりの透きとおるデザインが魅力的です。贈る相手に似合うデザインを選ぶときにも心がワクワクしますね。
アップサイクルとは、不要となった素材をそのまま活かして、新しい価値を付加した商品サイクルのことです。ちなみに「リサイクル」は、分解・再加工などを施し再利用すること、「ダウンサイクル」は、古着を掃除用の布にすることなどを意味します。
カエルデザイン（石川県金沢市）は、就労継続支援事業所とパートナーシップをむすび、海洋プラスチックのアップサイクルアクセサリーなどを販売しています。持続可能な社会の実現を目的にした表彰制度「ソーシャルプロダクツ・アワード2021」で、ソーシャルプロダクツ賞を受賞しているとのことです。
就労継続支援施設に通う障がいを持つ人たちの自立につながり、SDGsの目指す「誰一人取り残すことなく」の実現を目指して活動しています。さらに、売上の一部を海や川の環境保全を行っている団体に寄付しているとのことです。この商品を私たちが購入することで、主につぎのSDGs目標に貢献することができます。
「目標3」すべての人に健康と福祉を
「目標10」人や国の不平等をなくそう
「目標12」つくる責任つかう責任
「目標14」海の豊かさを守ろう など
まとめ
今回は、リサイクルした素材を再利用したブランケットや、海洋プラスチックをアップサイクルしたアクセサリーなどを紹介しました。贈り物をするシーンでも、SDGsを意識した商品をチョイスすることで、世界の環境や人々の役に立てるのです。
世界的なウイルス拡大や自然災害、異常気象…親戚の子や孫世代がこれから生きる世界を心配している高齢世代の人がたくさんいることでしょう。贈り物とともにSDGsを伝えることで、安心してもらえるかもしれません。