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日本貿易機構JETOROによる一村一品マーケット

一村一品運動は、かつて日本でも日田郡大山町(現在の日田市)が1961年から行っていたNPC運動を原点として始められた運動で、その土地に合った農作物に付加価値を付けて全国に向けて販売する運動です。
この日本で行われたものの中ではハウスミカンや関アジ、関サバなど多くのブランドを生み出しました。

そこでこの一村一品運動を国際機関であるJETROが世界各国で発展させ、途上国などの特産品を世界に展開する試みを始めています。

ここでは、国際機関JETROが世界各国で行っている一村一品運動の内容と、この運動がSDGsにどのように関連しているかについて解説していきます。

日本貿易機構JETOROとは

JETROとは、正式名称を「日本貿易振興機構」といい、多くの活動を行っています。
その活動を非常に大きなくくりでなおかつ一言でいうと、「日本の貿易の拡大・進行のための活動を行っている」ということができます。
また、海外の企業に日本のマーケット情報を提供したり、日本に誘致したりすることで、日本への投資を活性化してもらうという活動も行っています。

このような活動により海外企業が日本に入ってくるとそこに雇用が生まれ、またその会社が取り扱う商品が流通することで日本の消費が増え、日本経済の発展につながるというメリットがあります。

このように日本の経済や社会の発展のために活動している公的機関が、JETROなのです。

日本貿易機構JETOROによる一村一品マーケット

引用元:https://ovopmarket.jp/

そもそも国際的な「一村一品」キャンペーンは、日本政府が2005年12月の香港国際会議の際に、発展途上国を支援するために発表した「開発イニシアティブ」を受け、経済産業省とともにこの運動を支援するためにスタートさせたものです。

JETROでは、開発途上国の「一村一品」キャンペーンの一環として、成田国際空港と関西国際空港で「一村一品マーケット」の店舗を常設しており、またこのキャンペーンの商品をインターネットで購入できるサイトの運営も行っています。

一村一品マーケットのような支援を行うことで、アジア・アフリカなどの開発途上国の人々が自ら誇ることができる特産品を発掘し、地域ぐるみで自立的かつ持続的に世界に通用する商品づくりができるようにすることを目指しています。

また、JETROは「一村一品マーケット」において、産品の開発や日本市場への参入の援助も行っています。

一村一品マーケットにより達成可能なSDGsの目標とは

ここでは、一村一品マーケットの活動で達成することができるSDGsの目標について解説していきます。

貧困を無くそう

サブサハラ・アフリカにおいて最初に一村一品キャンペーンを導入したマラウイでは、農民の収入の約80%が農業から得られていますが、大多数の農業従事者が天候依存型農業に従事しているため、天候に収入を左右されることが多く天候によっては貧困状態に陥ってしまう危険性が高くなります。

このような貧困を無くすために、農業や農村開発は喫緊の課題となっていますが、マラウイの一村一品運動を活性化させるために農業分野の加工を特化させることにより、天候依存型の農業による収入だけではなく、それ以外の農業分野での加工による収入を増加させ貧困対策としています。

海の豊かさを守ろう

海洋環境に負荷を掛けない製品を使用することは、SDGsの目標を達成するためだけではなく、今や世界のトレンドとなっています。

JETROの一村一品マーケットで取り扱っている商品の中には石鹸があり、この石鹸は天然素材を使い無添加で作られているため、肌に優しいだけではなく使用後に海に流れ出しても海洋汚染の原因になることはりません。

このような自然素材の製品を使用することで、海の豊かさを守ることができます。

陸の豊かさも守ろう

農作物を作る際などに土壌汚染を防ぎ、また必要以上に耕作地を広げすぎて土壌の保水力を損なわず陸の豊かさをまもるという方法で、SDGsの15番目の目標である「陸の豊かさを守ろう」の達成に近づくことができます。

一村一品マーケットでは、地球環境に負荷をかけない無農薬などの方法で作られた農産物の商品も多数販売されています。

一村一品マーケットの商品を購入するメリット

一村一品マーケットの商品を購入することで得られるメリットには、以下のようなものがあります。

世界各地のニッチな商品を日本にいながら手にすることができる

一般的に日本で食品や装飾品を購入する際には、スーパーマーケットやデパートまで足を運び、そこにある商品の中から好みのものを購入するのですが、一村一品マーケットではそのような店舗での取り扱いがないニッチな商品を購入することができます。

店舗で販売されている商品に今一つ魅力を感じられない場合でも、一村一品マーケットであればこだわりの逸品を手に入れることができる可能性があります。

好みの商品を購入することでSDGsの目標達成に貢献できる

一村一品マーケットでは、世界中のさまざまな製品が取り扱われているため、自分好みの逸品を手に入れることができる可能性が高いことは前述しました。
一村一品マーケットで取り扱われている商品は魅力的なだけではなく、貧困の撲滅や自然環境への負担への配慮などについて貢献できる商品なので、これらの商品を購入することでSDGsの目標達成に貢献することができます。

SDGsの目標達成が見込める商品とその特徴

ここでは一村一品マーケットの中でも、特にSDGsへの貢献度が高い商品を紹介していきます。

ジュードアニマル

引用元:https://ovopmarket.jp/

ジュードとは麻の一種で、黄麻(こうま)と呼ばれることもある植物です。

このジュードはバングラディシュの特産品であり、この身近にある素材を使って作ったジュードアニマルは、現在バングラディシュにある文化や習慣を壊すことなく持続的な活動につなげることができます。

このジュードアニマルは部屋を楽しく彩ってくれるため、お子さまへのプレゼントとして喜ばれています。

バスケット

現在のルワンダはいまだ内戦の傷跡が残っていますが、このルワンダの女性たちによって受け継がれた「ルワンダバスケット」も、JETROの一村一品マーケットの人気商品となっています。

イシンギ草とサイザル麻を素材とした、手作りの繊細な一品です。

女性が収入を得る方法が少ない途上国で、女性の手によって作られた商品を購入することにより、貧困を無くすというSDGsの目標達成に貢献することができます。

クリスマス島の塩

引用元:https://ovopmarket.jp/

クリスマス島はキリバス共和国の島々のひとつで、赤道付近に位置し世界最大のサンゴ礁の島です。
このような豊かな自然のもとできれいな海水を塩田に汲み上げ、赤道直下の太陽と風に3か月間晒し自然の力で結晶化された完全天日円です。

現在の近代的な製塩業では、石炭などの化石燃料や電力を大量に使うため、大量の二酸化炭素を排出します。
クリスマス島の塩は、太陽光などの自然のエネルギーを利用して作られるため、クリーンエネルギーを活用した持続可能な製品であると言えます。

まとめ

ここまで、JETROが展開している「一村一品マーケット」とは何かといったことや、一村一品マーケットを利用することにより得られるメリット、一村一品マーケットの商品を利用することでどのようなSDGsの目標に貢献できるかといった内容について解説してきました。

この一村一品マーケットで購入できる商品は、単純に「貧困を無くす」や「地球環境を」守るためだけではなく、それぞれの商品が独自の魅力を持っていて、その魅力により消費者の購買意欲を高めています。

魅力的な商品を使用した結果、地球に良い影響を与えることができるという「我慢しないSDGs」を行うためにも、一度一村一品プロジェクトのホームページを開いてみてはいかがでしょうか。

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