不用品を寄付する方法や支援団体を解説!家も心もスッキリしよう

家にある不用品、どうしていますか?

「いらないものがたくさんあって困っている」「どうせなら何かに役立ったらうれしい」と思った方もいるかもしれません。

実は、「不用品を寄付する」という選択肢があるんです。

とはいうものの、「寄付方法は?」「どんなメリットがあるの?」「信頼できる団体は?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、家も心もスッキリする不用品の寄付について解説します。最後まで読めば、寄付がもっと身近に感じられるかもしれません。

不用品を寄付する方法は?

現金だけではなく、不用品も寄付できます。一般的に、衣服、日用品、おもちゃ、文房具などさまざまなアイテムを回収しています。
寄付方法もとても簡単です。

  1. 家にある不用品を集める
  2. 支援団体を決める
  3. 寄付の申し込み手続きをする
  4. ダンボールや袋に包装する(回収キットを購入する場合もある)
  5. 回収先へ郵送する

詳しいルールは支援団体によって、異なります。けれども、一般的には以上の流れです。想像以上に手軽にできそうと思った方も多いのではないでしょうか。

不用品の寄付は、自分の部屋の整理整頓と家庭ごみ削減という特典付きの社会貢献です。

使わなくなった洋服や一度も使っていない雑貨などが、だれかの生活の役に立つかもしれません。けれども、具体的にどのような貢献ができるかがイメージしづらいですよね。続いては、寄付するメリットをみていきましょう。

不用品を寄付することもSDGs?

では、不用品を寄付することで、どのような役に立つのでしょうか。実は、SDGsへの貢献につながります。

①子どもの学習支援

まずは、子どもへの学習支援です。まだ使える学用品や文房具などは、開発途上国の子どもたちへ届けられます。

ノートや鉛筆、クーピーや絵の具などあらゆる学用品を買いたくても買えない地域は多く存在します。「いらない」と思ったものが、勉強したくても必要な道具が買えないと困っている子どもたちの笑顔につながるのではないでしょうか。

学習環境の充実は、教育の質の向上も期待大。このように、不用品の寄付は学習支援に貢献しています。

②医療支援

不用品の寄付は、医療支援にも貢献しています。なぜなら、ワクチン寄付につながるからです。

支援団体によっては、輸出できないアイテムをリサイクルショップに売り、そこで得たお金で、ワクチン寄付をしている場合があります。また、不用品が寄付されるごとに、何人分のワクチンを寄付するという仕組みを作っている団体も増えています。

WHOによると、世界の5歳未満児死亡数は2019年で520万人。1990年の1,250万人から減少したものの、まだ医療が届かないことを理由に救えない命も少なくありません。

ワクチンで予防できる命は「何人に1人」だと思いますか。実は、「約3人に1人」といわれています。

医療支援は膨大な資金がかかりそうと思われがちですが、そんなことはありません。例えば、小児まひを予防する「ポリオワクチン」は、約20円で購入可能です。100円あれば、5人の命を救えるのです。

あなたの家に眠っている不用品が、寄付を通して、命を救うきっかけになるかもしれません。

出典:JCV

出典:WHO

③雇用支援

不用品の寄付は、雇用の創出に貢献する場合もあります。

例えば、回収キットが必要な団体の場合、包装や郵送作業が必要となります。これらの業務を福祉施設に依頼していることもあるのです。

さらに、支援国での運送、仕分け作業や販売を現地の方にお願いすることで、雇用が生まれます。

すべての団体ではありませんが、経済支援にも力をいれている支援団体もあります。このような理由から、不用品の寄付を通して、雇用支援が可能になるのです。

寄付するときの注意点

では、寄付するときの注意点とは、どのようなものなのでしょうか。不用品処分と大きくちがうのは、社会貢献するにあたっての責任ではないでしょうか。3つの注意点を以下にまとめました。

①送料無料ではない

一般的に、送料は自己負担になります。郵送にかかる送料や包装代込みで、寄付であることを理解しておきましょう。

②寄付金が必要な場合もある

支援団体によって、一箱送るにつきいくらかの寄付金を入金する必要があります。

一般的に1000円以上の場合が多いです。

事前に、支援団体の公式サイトを確認しておきましょう。

③相手意識を忘れずに

不用品とはいっても、寄付であることは変わりありません。

受け取った方の気持ちを考えることが大切です。状態をキレイにしたり、丁寧に包装したりすることを心がけましょう。

簡単に寄付できる!支援団体4選

「寄付したいけれど、どの団体に寄付すべきかわからない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。できるかぎり、信頼できる団体にお願いしたいですよね。

今回は、実績のある支援団体を厳選しました。どれも簡単に寄付できるので、参考にしてみてください。

①セカンドライフ

セカンドライフのモットーは「世界中を笑顔に」。不用品のリユースや寄付する活動をしています。衣料品、文房具やおもちゃなど、自宅にあるほとんどのものが回収可能だそうです。

「ものを大切にする」という輪を広げるために、寄付側の思いを尊重しています。申込み時に記入した寄付の希望になるべく沿った寄付を心がけていました。

出典:セカンドライフ

②リボーンプロジェクト

リボーンプロジェクトとは、回収した不用品を海外で現地販売して売上の一部を寄付する活動です。現地の雇用創出や子どものワクチン支援に貢献しています。

例えば、自分でダンボールなどを用意した場合は、発送一件につき「ワクチン10人分」が寄付されます。もしくは、専用回収箱を購入した場合は、発送一件につき「ワクチン15人分」の寄付につながります。

さらに、寄付品に手紙を同封した場合、「ワクチン1人分」を追加で寄付。最大16人分のワクチンを支援できます。

2022年6月現在で、「114,823人分のワクチンの寄付」を達成しました。これだけの実績があるのは、すばらしいですよね。医療支援を応援したい方におすすめです。

出典:リボーンプロジェクト

③JIYU

JIYU(ジユウ)は、家庭やオフィス、学校から回収した文房具やランドセル、学用品を再利用・活用している支援団体です。有名な雑誌やニュース番組など、メディアにも取り上げられていました。

現地に届けられない不用品の買取価格は、全額寄付しています。公式サイトにはっきりと明記されているため、信頼できる団体の一つといえるのではないでしょうか。

ただ、一箱につき1000円以上の寄付の入金が必要です。物資を送る際は忘れないようにしましょう。

出典:NPO法人JIYU

④ワールドギフト

NPO法人ワールドギフトは、物品の寄付支援を中心に行っています。寄付とともに、食糧支援やワクチン支援、安全な水の支援や環境保護などさまざま社会貢献に携わっていました。これまでに支援した国は、92か国。この数字は価値ある実績といえるのではないでしょうか。

寄付物資を必要とする世界中の施設や団体を可能な限り受け入れるように努力しています。日本のアイテムは、物が不足する開発途上国の人々に喜ばれているそうです。

こちらは、郵送に合わせて寄付金の入金が必要です。ダンボールの大きさによって、価格が変動するので注意しましょう。

出典:ワールドギフト

まとめ

今回は、不用品の寄付について解説しました。

不用品は、「捨てる」「リサイクルする」「売る」のほかに、「寄付」という選択肢があります。

あなたにとっての不用品が、寄付という付加価値をつけることで、生活の豊かさや命を救うことにつながります。

寄付は大変なイメージがありますが、不用品の寄付は手軽にできるものばかりです。家がスッキリするのと同時に、誰かの笑顔に貢献できるかもしれません。

紹介したポイントを参考にしながら、不用品を贈ってみてはいかがでしょうか。

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